電解コンデンサは、アルミニウムのアノード酸化皮膜が絶縁体として使われている。しかしながらアノード酸化で得られる酸化皮膜の結晶は不完全であり、その絶縁性は、酸化皮膜と電解液の界面によって実現されていると言っていい。デジタル機器の発達によって電解コンデンサに高周波動作が求められ、それに応えて導電性高分子アルミ電解コンデンサが実用化された。これにはイオン伝導性の電解液のかわりに電子伝導性の導電性高分子を使っている。酸化皮膜と導電性高分子の界面で実現される絶縁性についての議論がすくなく、何が漏れ電流や耐電圧に影響を及ぼしているのかその要因については不明な点が多かった。
筆者らは、定電圧印加時の漏れ電流がカソード箔によって左右されることを見出し、導電性高分子アルミ電解コンデンサの漏れ電流に影響を及ぼす要因について議論したのでそれを報告する。
高分子アルミ固体電解コンデンサの漏れ電流は、従来の電解液を使ったアルミ電解コンデンサと異なる要因が考えられる。本研究では、アルミニウムの不純物や導電性高分子の添加剤、陰極箔の表面状態などの観点から漏れ電流の生じるメカニズムについて考察する。
, , 後藤 武, 立花 和宏, 伊藤 智博, 仁科 辰夫 ,表面技術協会第138回講演大会 (2018).
⇒616@卒論;
発表形式:一般講演ポスター(化学教育を含む全分類)
一般講演ポスターの分類:A. 無機/分析/環境化学 学生ポスター賞審査希望
演題名:バイオマス発電で排出される有価物の利用方法に関する研究
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所属機関総数:3
所属番号:1
所属機関(正式名):山形大学 工学部
所属機関(略名):山形大工
所属機関(英語):Faculty of Engineering Yamagata Univ.
所属番号:2
所属機関(正式名):山形大学 大学院理工学研究科
所属機関(略名):山形大院理工
所属機関(英語):Graduate School of Science and Engineering Yamagata Univ.
所属番号:3
所属機関(正式名):山形大学 技術部機器分析技術室
所属機関(略名):山形大工技
所属機関(英語):Technical Division of Instrumental Anal
髙橋 宏義, 鈴木 崇広, 虻川 輝明, 佐々木 貴史, 伊藤 智博, 立花 和宏, 仁科 辰夫 ,化学系学協会東北大会 (2017).