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仁科辰夫教授 最終講義 2023.3.17 米沢キャンパス中示A
川口 正…

リチウム電池正極バインダ樹脂表面への溶媒吸着が過充電時の分解電圧に及ぼす効果

Table 1に作成した各合材スラリーを試料極としたときの電解液の分解電圧を示す。この分解電圧は,縦軸が電流,横軸が電位の電流-電位曲線から,電流値が急激に立ち上った部分に接線を引き,その接線と電流0mAの線との交点を読み取った値である。電解液の分解電圧を使用したバインダごとに比較すると,PVdFの場合2.0V,PMMAの場合1.9V,PStの場合1.5V,PTFEの場合0.9V,SBRの場合1.5Vであった。今回使用したバインダの中ではPVdFを使用した場合が最も電解液の分解電圧が高く2.0V,PTFEが最も低く0.9Vであった。その差は1.1Vであった。  Fig. 2に各セルの電解液の分解電圧とバインダ樹脂の比誘電率との関係を示す。横軸が分解電圧,縦軸がバインダ樹脂の比誘電率である。バインダ樹脂の比誘電率の大小はPTFE<PSt<SBR<PMMA<PVdFであり,バインダごとの電解液の分解電圧の大小はPTFE<PSt=SBR<PMMA<PVdFであった。よって比誘電率が高いバインダ樹脂ほど電解液の分解電圧が高い。このことからバインダ樹脂表面への電解液の溶媒吸着の状態と電解液の劣

佐藤 史人立花 和宏仁科 辰夫川口 正剛長澤 善幸 ,第51回電池討論会 ,188 (2010).

共役系電子吸引基を有する非イオン性不純物による液晶材料の漏れ電流の増加と配向膜劣化の関係

液晶/非イオン性不純物/電子吸引基/π共役系/漏れ電流 ○楡木崇仁1,鹿又憲紀2, 藤田圭介2, 立花和宏1, 仁科辰夫1 川口正剛⇒#521@人名; にれぎは、2010年に、それまでの研究を液晶材料を使ったリチウム電池用活物質・導電剤表面の評価というテーマで修士論文としてまとめ、山形大学を卒業した⇒#401@卒論;。 電気化学会第76回大会に申し込まれている 講演題目「共役系電子吸引基を有する非イオン性不純物による液晶材料の漏れ電流の増加と配向膜劣化の関係」のプログラム編成番号は 1E03 となりました。 液晶セル(ⅰ)~(ⅵ)の界面抵抗ρの測定結果をFig. 1(a)に示す。液晶セル(ⅰ)~(ⅲ)の界面抵抗ρは450Ωm2以上(at 0V)であったのに対し、液晶セル(ⅳ)は1.5Ωm2以下(at 0V)であった。液晶セル(ⅴ), (ⅵ)の界面抵抗ρの測定結果をFig. 1(b)に示す。液晶セル(ⅴ), (ⅵ)共に界面抵抗ρは1.1Ωm2以下(at 0V)であった。また液晶セル(ⅳ)~(ⅵ)のカソード側にのみ吸着物が見られたが、液晶セル(ⅰ)~

楡木 崇仁@鹿~藤田 圭介立花 和宏川口 正剛米竹 孝一郎仁科 辰夫 ,電気化学会第76回大会 (2009).

リチウムイオン二次電池正極活物質表面への有機分子吸着が合材スラリー調整に及ぼす効果

【著者】 にれぎは、2010年に、それまでの研究を液晶場でのリーク電流解析とリチウム電池材料評価への応用というテーマで修士論文としてまとめ、山形大学を卒業した⇒#401@卒論;。 【要旨】 渡邉らはAu/ 活物質/ イオン液体/ Pt からなるセルに有機溶媒を添加すると活物質によって位相差の上昇傾向が異なると述べている1)。一方、足立らにより正極合剤ペーストの凝集量が高くなるほど放電容量保持率が低下すると述べられており2)、またリチウムイオン二次電池用正極活物質をスラリーとして調整する際に活物質によっては凝集し分散できないという課題があるが3)、スラリー調整のための理論的研究は多くない。そこで正極活物質表面への有機分子吸着がスラリー調整に及ぼす効果を調べることを目的とした。 ゼータ電位が大きいほど、沈降時間は早い。 【化学種】 プロピレンカーボネート⇒#476@化学種; -メチル-2-ピロリドン(NMP)⇒#483@化学種; 【物理量】 ゼータ電位⇒#399@物理量;誘電率⇒#66@物理量;終端速度⇒#408@物理量;位相差⇒#432@物理量;

楡木 崇仁立花 和宏川口 正剛米竹 孝一郎仁科 辰夫 ,第50回電池討論会 (2009).

高分子化合物の電子伝導性と溶媒の電気分解について

しゅう⇒#469@卒論; テトロヒドロフランに各種高分子化合物を溶解すると電極が黒変し、電気分解が起きていることがわかる。そのときの電流-電圧位相差は90°から大きく減少し、有機溶媒に高分子化合物を溶解することで系が容量成分から抵抗成分へと遷移していることがわかる。 テトラヒドロフラン⇒#10742@試料; 【物理量】 周波数⇒#16@物理量;位相差⇒#432@物理量; セル:ITO|PMMA+THF|ITO⇒#34@対象; 水平配向セル(RO)⇒#3@消耗品; しゅうは、2012年に、それまでの研究を電気化学(仮)というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した⇒#469@卒論;。 【関連講義】 卒業研究(C1-電気化学2004~),学会発表2010@C1⇒#3142@講義; 卒業研究(C1-電気化学2004~),交流インピーダンス法⇒#1589@講義; エネルギー変換化学特論,高分子材料~リチウム電池のバインダーやセパレータの働き~⇒#3268@講義;

丹治 尚紀長澤 善幸川口 正剛立花 和宏仁科 辰夫 ,平成22年度化学系学協会東北大会 (2010).

リチウムイオン二次電池用バインダーである高分子材料を溶解した溶液の導電機構

バインダー高分子溶液の分極挙動(仮) バインダー溶液の評価 PMMA、PS THF、クロロホルム【化学種】トリクロロメタン⇒#794@化学種; 【関連講義】卒業研究(C1-電気化学2004~),バインダ⇒#768@講義; バインダーの極性と電池性能に関する研究⇒#51@プロジェクト; PVDF⇒#10932@試料; 【物理量】セル定数⇒#358@物理量; 【学会】平成24年度化学系学協会東北大会@秋田県秋田市⇒#1793@ノート;

上岡孝弘本田 千秋立花 和宏仁科 辰夫川口 正剛 ,平成24年度 化学系学協会東北大会 (2012).

バインダーが電池合材スラリーの分散に及ぼす効果と内部抵抗の関係

やぎぬま⇒#399@卒論;かわぐち⇒#521@人名;ながさわ⇒#522@人名;上島 浩一⇒#524@人名;沼田 俊一⇒#523@人名; ANとSBRを比べると、分散性の悪いSBRの方が電極内部抵抗が低い。分散性がいいからと言って、内部抵抗は低くならない。水系、溶剤系どちらもスラリーのインピーダンスは炭素濃度で変化する。同溶媒、同炭素濃度であれば、水系スラリーでも内部抵抗とスラリーのインピーダンスに相関を見出せる。溶剤系スラリーの場合、インピーダンス測定は分散の評価に有効。 やぎぬまは、2010年に、それまでの研究をリチウムイオン電池合材スラリーの最適化というテーマで修士論文としてまとめ、山形大学を卒業した⇒#399@卒論;。 ○柳沼雅章,…らは、2008年に大阪府堺市堺区戎島町4-45-1で開催された第49回電池討論会において炭素導電助材を含む電極におけるパーコレーション現象を用いたバインダの評価について報告している⇒#237@学会;。 【関連講義】 卒業研究(C1-電気化学2004~),学会発表2009@C1⇒#2808@講義; 卒業研究(C1-電気化学2

立花 和宏 , ○柳沼 雅章 , 仁科 辰夫 , 長澤 善幸 , 川口 正剛, 上島 浩一 , 沼田 俊一 ,2009年電気化学秋季大会 (2009).