【卒論】水溶液中における一重項酸素の発生系と捕捉剤の検討⇒#516@卒論;
水溶液中における一重項酸素の発生系と捕捉剤の検討
荒川 直宙, 山形大学 物質化学工学科, 卒業論文 (2013).
水溶液中における一重項酸素の発生系と捕捉剤の検討
ポイント1:一重項酸素補足剤DRD156の緩衝溶液の違いによるDRD156ラジカルの生成量の違い.
ポイント2:一重項酸素補足剤のpH依存性もすこし.
【材料】DRD1561),エオシンY2',4',5',7'-テトラブロモフルオレセイン, 二ナトリウム塩2),HEPES3),リン酸緩衝溶液粉末4),水5),エンドペルオキシド6)
【緩衝溶液】
・3-morpholinopropanesulfonic acid (MOPS)3-Morpholinopropanesulfonic acid7)
・40 mM ブリトンロビンソン緩衝液(Britton-Robinson's buffer solution : BR)ブリトンロビンソン緩衝液(リン酸、酢酸、ホウ酸)8)リン酸9)酢酸10)ホウ酸11)
・2-[4-(2-hydroxyethyl)-1-piperazinyl]ethanesulfonic acid (HEPES)HEPES12)
・0.1M リン酸緩衝溶液 (PBS)リン酸緩衝溶液粉末13)
エンドペルオキシド+DRD156+PBSのESRチャート14)を示す。ここで、横軸は磁束密度B〔T〕であり、縦軸は吸収率x〔・〕であることがわかるエンドペルオキシド+DRD156+PBS15)。
【グラフ】ローズベンガルに光照射したときのTPCのESR信号強度IとpHの関係16)
【同輩】
小~衣は、2013年に、それまでの研究を非水溶液中における一重項酸素の発生系と捕捉剤の検討というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した非水溶液中における一重項酸素の発生系と捕捉剤の検討17)。
【先輩】
岩~尚は、2008年に、それまでの研究を4種の活性酸素消去能評価法の開発と抗酸化総合評価への応用というテーマで修士論文としてまとめ、山形大学を卒業した4種の活性酸素消去能評価法の開発と抗酸化総合評価への応用18)。
戸~子は、2008年に、それまでの研究をESR法による一重項酸素消去能評価法の研究というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業したESR法による一重項酸素消去能評価法の研究19)。
古~人は、2011年に、それまでの研究を非水溶媒系における一重項酸素の消去能評価法の研究というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した非水溶媒系における一重項酸素の消去能評価法の研究20)。
【関連ノート】
一重項酸素を発生させる有機光増感剤21)
ラジカル競争反応の解析(トラップ剤と消去物質の反応時数が異なるとき)ラジカル競争反応の解析(トラップ剤と消去物質の反応次数が異なるとき)22)
エンドペルオキシドの分子軌道計算23)
【関連書籍】励起状態の崩壊の速度24)
【研究データ】
DRD156ラジカルの経過時間とESR信号強度の関係25)
【共同研究者】
・古跡 勇人, 一重項酸素発生系の検討と抗酸化能評価への応用,修士論文 (2013).