In vivo ESR/スピンプローブ法による酸化還元状態計測-ラットに及ぼすアロマセラピーの影響-
ストレスの多い現代社会の中で「リラクゼーション」や「癒し」が求められている.アロマセラピーは香りの力を応用した芳香療法で効果は気分転換やリラックスだけに収まらずに、現代病にも効き、心と体の両方に作用するため、心療内科やホスピスでも利用され始めた.しかし、嗅覚の研究は視覚や聴覚に比べて遅れているという.音色や音量、光りの強弱や色調といったものは機械で調節できるが、においはそうはいかずにコントロールするのが難しいためである.そこで本研究は、In vivo ESR/スピンプローブ法(インビボ スピンプローブESR法)を用い、アロマセラピーがラットに及ぼす影響を検討した. |