過充電時における導電助材の体積膨張に及ぼす電解組成の効果
電池反応に伴い活物質が膨張収縮するため、集電体|合材界面には常に応力がかかる。過大な応力は集電体|合材界面の密着性を低下させ、接触抵抗を増大させ、ついには集電体からの剥離に至る。しかしながら、導電助材の炭素について体積変化について研究した例は少ない。本研究では炭素の種類と電解液の種類を変えて、過充電時の体積膨張を抑制して、集電体|合材界面の剥離を抑制する方法について模索した。
仁科辰夫, …らは、2012年にヒルトン福岡シーホークで開催された第53回電池討論会において電流遮断法によるリチウムイオン二次電池の過電圧緩和過程の解析について報告している1)。
【2011年度(平成23)卒業研究】2)
○武田浩幸,…らは、2011年にタワーホール船堀(〒134-0091 東京都江戸川区船堀4-1-1) で開催された第52回電池討論会においてリチウムイオン二次電池過充電時のアルミニウム集電体からの炭素導電助材の剥離現象について報告している3)。
及川俊他,山…らは、2011年に東北大学川内北キャンパス(宮城県仙台市青葉区川内27-1) で開催された平成23年度 化学系学協会東北大会においてリチウム電池過充電時の漏れ電流のゆらぎ現象(仮)について報告している4)。
たけだは、2010年に、それまでの研究を交流インピーダンス法によるリチウムイオン二次電池用有機溶媒の評価というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した5)。
○武田浩幸,…らは、2009年に日本大学工学部(福島県郡山市田村徳定字中河原1)で開催された平成21年度 化学系学協会東北大会においてリチウムイオン二次電池の正極活物質と集電体界面の密着性について報告している6)。
吸着サイトにアニオンが吸着すると体積が膨張し応力が発生して剥離が起きる。従って吸着サイトが小さい分散剤やバインダー求められる。また吸着サイトの多い分散剤やバインダーは電子伝導阻害を起こす。
【物理量】体積7)被覆率8)
【関連講義】卒業研究(C1-電気化学2004~),【2010年度(平成22)卒業研究】9)
電流遮断法によるリチウムイオン二次電池の過電圧緩和過程の解析仁科辰夫, 武田浩幸, 川平孝雄, 立花和宏, 講演要旨集 ( 2012). 緒言(C > C1履歴 > 【2011年度(平成23)卒業研究】, C1履歴仁科 辰夫, 卒業研究(C1-電気化学, 講義ノート, ( 2011). リチウムイオン二次電池過充電時のアルミニウム集電体からの炭素導電助材の剥離現象○武田浩幸,及川俊他,本田千秋,関根智仁,立花和宏,仁科辰夫, 第52回電池討論会 講演要旨集 ( 2011). 過渡電流観察によるリチウム電池炭素導電助材と集電体の微小剥離の解析○及川俊他,長谷川拓哉,長瀬将太,武田浩幸,山本俊,立花和宏,仁科辰夫, 平成23年度 化学系学協会東北大会講演要旨集 ( 2011). リチウムイオン二次電池の正極活物質と集電体界面の密着性○武田浩幸,柳沼雅章,渡邉貴太,仁科辰夫,立花和宏, 平成21年度 化学系学協会東北大会講演要旨集 ( 2009). 緒言(C > C1履歴 > 【2010年度(平成22)卒業研究】, C1履歴仁科 辰夫, 卒業研究(C1-電気化学, 講義ノート, ( 2010).
( 1)  電流遮断法によるリチウムイオン二次電池の過電圧緩和過程の解析仁科辰夫, 武田浩幸, 川平孝雄, 立花和宏, 講演要旨集 ( 2012). ( 2)  緒言(C > C1履歴 > 【2011年度(平成23)卒業研究】, C1履歴仁科 辰夫, 卒業研究(C1-電気化学, 講義ノート, ( 2011). ( 3)  リチウムイオン二次電池過充電時のアルミニウム集電体からの炭素導電助材の剥離現象○武田浩幸,及川俊他,本田千秋,関根智仁,立花和宏,仁科辰夫, 第52回電池討論会 講演要旨集 ( 2011). ( 4)  過渡電流観察によるリチウム電池炭素導電助材と集電体の微小剥離の解析○及川俊他,長谷川拓哉,長瀬将太,武田浩幸,山本俊,立花和宏,仁科辰夫, 平成23年度 化学系学協会東北大会講演要旨集 ( 2011). ( 5)  交流インピーダンス法によるリチウムイオン二次電池用有機溶媒の評価武田 浩幸, 山形大学 物質化学工学科, 卒業論文 ( 2010). ( 6)  リチウムイオン二次電池の正極活物質と集電体界面の密着性○武田浩幸,柳沼雅章,渡邉貴太,仁科辰夫,立花和宏, 平成21年度 化学系学協会東北大会講演要旨集 ( 2009). ( 7)  体積 V / m3. ( 8)  被覆率 θ / ・. ( 9)  緒言(C > C1履歴 > 【2010年度(平成22)卒業研究】, C1履歴仁科 辰夫, 卒業研究(C1-電気化学, 講義ノート, ( 2010). |