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説明 | 引用 |
六フッ化リン酸イオン1)は有機電解液のアニオンに使われます。有機電解液中では四フッ化ホウ酸イオン2)と同様にフッ化物イオン3)を生成し、アルミニウムと反応してフッ化アルミニウムの不働態皮膜を生成します。
【関連書籍】非金属ハロゲン化物4)
( 1)  > p.120
アニオ木田茂夫著, 無機化学, 裳華房, ( 1989). ( 2)  四フッ化ホウ酸イオン,  ,  BF4-, = 86.8036 g/mol, ( 化学種). ( 3)  フッ化物イオン,  ,  F-, = 18.9984 g/mol, ( 化学種). ( 4)  金属ハロ > 非金属ハロゲン化物木田茂夫著, 無機化学, 裳華房, ( 1989). | |
有機電解液の電解質として知られますが、リチウムイオン二次電池に使うと正極集電体のアルミニウムを不働態化させる役目があります1)。カチオン性錯体を合成するときの安定な対アニオンとして使われます。このような対アニオンとしては六フッ化リン酸イオンのほかに四フッ化ホウ酸イオン2)や、過塩素酸イオンが知られています。
導電性高分子のn型ドーパントとして使います3)
( 1)  実験方法 > 材料&試 > 電解液 > 有機電解液(リチウム電池、EDLC), 電解液仁科 辰夫, 卒業研究(C1-電気化学, 講義ノート, ( 2006). ( 2)  四フッ化ホウ酸イオン,  ,  BF4-, FW = 86.8036 g/mol, ( 化学種). ( 3)  > 導電性高分子の電気的工学的性質 吉野勝美, 導電性高分子のはなし, 日刊工業新聞社, ( 2001). | ナレッジ |
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