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説明 | 引用 |
濃度によって稀硝酸、濃硝酸、発煙硝酸などの材料があります。
分解電圧1)
 特になし > 電池の起 > 分解電圧,電池の起電力(平衡論)と分解電圧(速度論) 立花 和宏,物質化学工学実験Ⅱ, 講義ノート, (2015).
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塩酸、硫酸1)とならぶ著名な酸。危険物第6類です。白金触媒を使ってアンモニアを酸化して作ります2)。肥料や火薬、セルロイドなどを作るのに使います3)4)。
硝酸塩は水溶性のものが多いのでガラス器具などを洗うときはまず硝酸を使ってみよう。
また硝酸は光や熱で分解して二酸化窒素になりやすいので褐色瓶で保存する。
また機器分析では水溶液にしなければならない場合が多いので、試料を溶解するのに硝酸を使うことが多い。また硝酸塩は融点や沸点が低いので機器分析で気化する場合も有利。
濃硝酸は、酸素を与える力が強いので、鉄、ニッケル、アルミニウム、亜鉛の表面に酸化皮膜を生成し、不働態化させます。
また酸であると同時に酸化剤でもあるので、塩酸に溶解しない金属、銅、銀、水銀、鉛なども硝酸には容易に溶解する。
塩酸と混合して王水を作ります。硫酸と混合して混酸を作ります。セルロースを混酸で処理してニトロセルロースとし、写真フィルムに使われたセルロイドや人工絹糸として使われたレーヨンを作ります。
酸素酸とアルコールから脱水縮合する際にも使います。
( 1)  硫酸,  sulfuric acid,  H2SO4, FW = 98.07948 g/mol, ( 化学種). ( 2)  アンモニア,  ,  NH3, FW = 17.03052 g/mol, ( 化学種). ( 3)  無機薬品・材料化学野村正勝・鈴鹿輝男, 最新工業化学―持続的社会に向けて―, 講談社サイエンティフィク, ( 2004). ( 4)  酸・アルカリ工業, 2007年(H19年度)―無機工業化学立花 和宏, 無機工業化学, 講義ノート, ( 2007). | ナレッジ |
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