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説明 |
言語によって表現することは、ある内容のことがらとその表記法からなり、内容の集まりの方を意味(semantics:セマンティクス)といい、表記法の集まりの方を構文(syntax:シンタックス)あるいは文法といいます1)。意味は文脈によって変化します2)。このことは単語だけでは意味があいまいになることを示しています。したがって単語の意味を示すには用例もあわせて示すことが必要であり、用例のない単語の意味はまさに無意味ということになります。また単語が組み合わさってできた複合語は独立した意味を持ちます。
コンピュータ内部では意味はラベルつき有向グラフとして表現され意味ネットワークと呼ばれるデータモデルで表現されます。このデータベース鷹山でも簡単な構文解析をして意味ネットワーク3)を表現しています4)。
【関連講義】サイバーキャンパス「鷹山」,キーワードオブジェクト5)
( 1)  > 計算の方法川合慧, 情報, 東京大学出版会, , ( 2006). ( 2)  > 意味と文法の違い酒井邦嘉, 言語の脳科学, 中公新書, , ( 2002). ( 3)  > エキスパート・システム(目次)秋田興一郎著, エキスパート・システム : 考え方・作り方・使い方, 電気書院, , ( 1989). ( 4)  サイバー > コードと > ハイパー > データベ > 文法生成オブジェクト, データベースラッピングオブジェクト仁科 辰夫, サイバーキャンパス「鷹山, 講義ノート, ( 2008). ( 5)  サイバー > コードと > キーワードオブジェクト, コードとオブジェクト仁科 辰夫, サイバーキャンパス「鷹山, 講義ノート, ( 2014). |
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