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【キーワード】 赤外線
可視光線より波長の長い光。振動数 ν 〔Hz〕にして10の12乗から14乗ヘルツの電磁波。10の13乗、すなわち10テラヘルツより小さいものは特に遠赤外線と呼ばれます。逆に波長の短いものは近赤外線と呼ばれます。物質中の分子をゆさぶりますが、紫外線とちがって化学結合を断ち切るほどのエネルギー光エネルギー E 〔J〕はないので、赤外線吸収スペクトルなどで分子の構造を調べたりします。
スーパーマーケットの自動ドアのセンサーは人の体から黒体放射された赤外線を焦電素子で感知します。その赤外線を捉える赤外線カメラを使うと真っ暗でも写真がとれます赤外線熱画像装置1)。赤外線カメラのレンズにはフッ化バリウムなどが使われます。空港でSARSの患者を見つけるの赤外線から温度を測るサーモグラフィが活躍しました。露出不足を補うために赤外線に感じるデジカメを作ったら、衣服が透けて写真が撮れてそのカメラが発禁になったとか・・・
赤外線は散乱されにくいので、赤外線フィルムで写真をとるとはっきりとしたコントラストのよい写真が撮れます。テレビや家電製品のリモコンなどにも赤外線は使われます。さて、遠赤外線はより波長の長い赤外線です。波長の短い赤外線とちがってピリピリ肌があつくなるのではなくポカポカした温かみを伝えます。でもだからといって体の奥深く入り込んだりすることはないし、服を着ただけで遠赤外線が新たに発生することもありません。
【関連書籍】分光法:分子の回転と振動 回転分光法出典:分光法:分子の回転と振動(P. W. Atkins [著]/千原秀昭, 稲葉章訳. アトキンス物理化学要論 第5版. 東京化学同人, p.440. ) 2)
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赤外線熱画像装置
アトキンス物理化学要論 第5版