項目 | 値 |
題目 | ケイ素と炭素の混合物からのケイ素の定量方法を教えてください |
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親単元 | 東光寺 |
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説明 |
難しい話ですね。湿式法でやるにしても、炭素材料が微粉体や活性炭のようなものだとしたら、表面へのシリコンの吸着なんかが影響しそうですし。また、SiOをSiO2にしても構わないのかどうか、SiOとしての分析が必要なのかどうかもわからないので、一般論として話します。
複数の測定法を用いて分析値のクロスチェックをかけ、信頼性を評価する必要があります。そのチェックでOKとなれば、湿式法のみでも大丈夫ということができるでしょう。
1. 炭素とSiOの分離 これにはHFを使ったり、強アルカリを使ったりすることができるでしょう。まず、これでSiOを溶出させ、テフロン系のメンブレンフィルター等で濾過します。これさえできてしまえば、あとはいろいろな方法が使えるでしょうね。
2. バインダーとの分離 バインダーとしての高分子はテフロンは問題はないでしょうが、ポリアクリル酸Naのほうがどうなんでしょう?一つの方法としては、炭素やテフロンとの分離が済んでしまえば、灰化してしまい、有機高分子を燃やしてしまうという手があるかもしれない。その後の残渣を再度溶解して分析にかけるとか…
3. その他の方法 バインダーとの分離が問題にならないかもしれない方法としてモリブデンブルーを用いて錯体化し、比色分析するという方法もあるかと思います。
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