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仁科辰夫教授 最終講義 2023.3.17 米沢キャンパス中示A

【ナレッジ】 新研究科案

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説明
工学部教官各位
                       工学部概算要求小委員会
前略
 工学部では,これからの山形大学の社会に果たすべき重要な役割のひとつとして、総合大学を活か
し、われわれ工学部関連の実績を踏まえて大学院教育を充実させる事があるとの学部長の要請のもと,
下記のような要求を検討しております。
 つきましては、これに関してご意見,ご提案を頂きたく,ご多忙中恐縮ですが1月5日ぐらいまでにメ
モか電子メール(tak@eat.yz.yamagata-u.ac.jp)で小委員会(赤塚)宛お寄せくださるようお願いいたし
ます。
 以上,取り急ぎお願いまで。
どうぞよいお年をお迎えください。
草々
――記――――――――――――――
新研究科案(中間検討結果2)                  V2.5
創造工学/創造科学/創造支援工学/社会支援創造科学
    (成熟社会支援工学/未来社会支援工学)
趣旨
・ 新分野開拓型高度技術者養成。(新産業創製、新たな科学技術発信に有為な人材、将来産業界のトッ
プとして活躍できる人材を養成する。)
・ 自然,人間を取り巻く環境と調和の取れる科学技術の推進
・産業や社会のボーダーレス化、グローバリゼーションに対応し、これを先導できる高度科学技術者養
成。
・狭い専門領域にとらわれずに研究や開発の過程を重視した教育。
 ・多様化した社会に対応しながら、個性を伸ばす高度技術者教育。
・ 創造力、問題解決力、実践力を身につけた高度な研究技術者の養成。

学生定員    修士定員 74  博士定員 34

研究組織・分野
  基幹講座 4  協力講座 10   連携講座 4
      講座       教授、助教授、助手、博士研究員
生活支援分野
     生活支援科学    2、  2, 2, 2
              分野:福祉工学, 社会/地域情報学
     加齢支援工学(協力) 1, 1, 0, 1
     スポーツ工学(協力) 1, 1, 0, 1
     ヒューマンインターフェイス(協力) 1, 1, 0, 1
     自立支援科学(連携) 2, 1
産業創造分野
     実践創造工学     3, 3, 3, 3
              分野:システム開発工学, 要素開発科学, 情報ネットワーク工学
     応用物理工学(協力) 1, 1, 0, 1
     マーケッティッグ科学(協力) 1, 1, 0, 1
     実践起業科学(連携)  2, 1
環境再生分野
     環境再生科学    3, 3, 3, 3
               分野:リサイクル科学, 環境情報学, 機能性物質学
     プロセス工学(協力) 1, 1, 0, 1
     環境政策科学(協力) 1, 1, 0, 1
     地域環境科学(連携) 2, 1
リスクマネージメント分野
     危機管理科学     2, 2, 2、 2
               分野:信頼性工学、最適政策科学(デシジョンメイキング)
     社会経済倫理(協力)  1, 1, 0, 1
     危機心理科学(協力)  1, 1, 0, 1
     危機情報システム(協力)  1, 1, 0, 1
     社会保障科学(連携)  2, 1

教育の理念方法
 実践を重んじ、履修者の自主的な創造力の開花を促す履修システムを用意する。

学生選抜
 入学希望者の研究プロポーザルによる事前到達度評価による。

履修方法
 学生の自主決定に基づく自由度の高い研究・教育の実現
 学生主体の指導教官グループ構成、研究教育プロジェクトの決定
 (学生のテーマに応じた研究・教育プロジェクト教官ユニットの構成)
 定期的な進行検討会(テーマ探索-研究計画-中間成果・失敗の発表など)の制度化
 自在な修学形態と受講形態
  (日,英語開講、夜間,土曜、遠隔地開講の検討)

 モデルカリキュラムは用意して、履修相談等に対応するシステムをおく
  Ex.実践開発工学コース(修士課程のみ)、実践創造工学コース
  カリキュラム相談室;
    専門教官、カウンセラー、事務官で構成
    履修、生活、進路相談に対応

 修士課程
  主・副専攻を明確にした履修方式。
  企業実習(1ヶ月以上)、実践開発実習として行う。
  ボランティア活動の単位設定。
  輪講:研究科内を幾つかのグループに編成してこの中で実施して行く。
  調査研究:調査期間3ヶ月の後のグループ発表会で調査内容と同時に発表討論を重視する。
  外国語発表演習:国際学会での発表で代えることが出来る。
 博士課程
  実地研修(3ヶ月以上)を実践研究として実施(国外も可)。
  特別研究を重視し、その発表の評価は指導教官以外の教官によるものとし、発表での討論を含めた
評価を行なう。
  その他は、理工学研究科履修要綱に準拠。
         

山形大学大学院独立研究科の緊急必要性について

1. 社会的背景・現状
(1)大量生産技術に支えられた産業活動の行き詰まり
(2)環境、エネルギー、人口問題、医療福祉問題
(3)社会的閉塞間・既存教育システムの限界
(4)グローバリゼーション、産業、社会構造の急激な変化
(5)情報化社会の急激な展開
(6)ものの豊富さから心の豊かさ、多様な個性を尊重する社会への変化

2. 社会的要請・課題
(1)独創的、先端的科学技術、新産業の創出 
(2)独創性を持って科学技術さらにはその産業の展開を先導できる科学技術者
(3)人間、環境と調和の取れた科学技術の展開
(4)グローバリゼーション、産業、社会構造の変化への柔軟な対応。多様な人材の養成。
(5)社会的閉塞間・既存教育システムの限界などの打破
   個性を尊重し、その可能性を育成する教育。生涯教育社会。
(6)人工物と自然との共生、情報化社会の先導の出来る人材要請

3. 専攻の趣旨・目的
(1) 新分野、新産業創造できるような独創力ある人材養成
(2) 自己の専門を深く修めると同時に周辺領域の動向も把握し、既存の専門領域にとらわれない展開
力の養成
(3) 狭い専門領域にとらわれうことなく、研究開発のプロセスを重視して、独創力、実践力を磨く
(4) 真に自己啓発力、問題解決力、判断力、実践力を身につけた高度専門技術者
<<学部を超えた学際的教育システム
  自分の学習・研究計画を次分で設計実施する修学システム
 (5)産業技術者,社会人の再教育,生涯教育
(6)科学技術の展開、社会要請の変化への柔軟な対応の研究領域編成
<<工学領域と他分野との融合、協力連携教官の活用
  専門領域設定:環境再生工学と生活支援工学、常に編成の評価・見直し

4. 独立専攻とする必要性
(1) 多様な考え、観点の集まるところに新たな科学技術が展開する。 
(2) これまでの蓄積を延長した研究教育も重要であるが、同時に、新たな分野を開拓し易い環境、雰
囲気をこれに並列して用意することが重要
(3) 多くの分野に関連する問題を一つの方向性をもつて貫き、新たな観点から深化させる教育研究が
特色であり、従来の専門分野ごとの専攻からなる研究科では目的が達成できない。
(4) 工学技術を中心にするが,自然科学に限らず社会科学,人文科学の展開をも考慮した新たな展開を
図る。
(5) 入学者を工学部卒業生に限定せず広く多様な入学者を原則とする。

5. 教育研究の概要
(1) 学生の持つ個性を大切に、その可能性を伸ばすため、各人の持つ問題意識を中心に履修カリキュ
ラムを構成して行く 
(2) 実習、演習、討論の重視
(3) 協力教官は他学部を含め学内から、連携教官は広く地域、国・内外から
(4) 研究領域は大きな括りの中で編成を一定年限毎に見なおす
・入学
 1)春、秋2回の入学。
 2)形式的入学資格は問わず、修学能力と意欲が認められるものを受け入れる。(選抜はAO入試に
よる)
 3)留学生、社会人学生を定員内で扱う。
 4)受験者のテーマに応じた入学試験を行なう。
・修学・修了
1) 修学指導を綿密に行う。
2) 指導教官は学生のテーマと要請に応じて編成する。
3)学位修了審査に学外者を必ず加え、修業年限にとらわれずに到達度で評価し、    その到達度
に見合った学位を授与する。


Takao Akatsuka
赤塚孝雄
山形大学工学部 電子情報工学科
米沢市 城南 〒992-8510 
E-mail: tak@eat.yz.yamagata-u.ac.jp
        tak_akatsuka@ieee.org
Tell:0238-26-3320 Fax:0238-26-2082