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「ばらつき」とはものの重さや長さ、実験データの数値、測定値などの値が揃ってないこと。統計では分散をもとに評価します。生産工場(工程)で生産した製品の品質特性値(たとえば、ICチップの電気抵抗値 、牛乳中の脂肪含量など)は相当に均一になっているけれども、完全には同じでない。即ち、いろいろなデータには必ず「ばらつき」があります。品質管理では、統計的手法を使って、検定・推定という考え方を導入することで、この「ばらつき」を2つに分けて考えます。1つは、この程度のばらつきであれば、受け入れる(許容する)もの、もう1つは、これだけのばらつきは受け入れられない(許容できない)ものとの2つです。品質管理とは、この受け入れられない「ばらつき」を発生させている原因を調査して、取り除く行動をとることです。
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