科学は、すでにある自然の法則を見つける(発見する)学問で、その真理に複数の答えはありません。 技術は、まさに技(わざ、テクニック)という意味(技能はそれを行う能力)と、科学で発見された知識を使って生活に役立つものを生み出す(発明する)こと。たとえば電気モーターのしくみのように。 工学は、技術を実用するために構築する学問で、実際に目的を達成することになります。そしてそれを行うエンジニアによって様々なものが出来上がりますから答えが複数存在するわけです。例えば電気モーターもそれを設計するエンジニアにより様々なものが出来上がります。 ある設備を製作してそれがうまく行かなかった場合Technologyは確立していたがEngineering能力が不足していて出来なかったのか、それともTechnologyそのものがきちんと確立していなかったのかでは全く意味が異なり、そのような意味でも区別して考えることが必要でしょう。 数学は、これらを行うために欠かせないツールです。数学はあらゆるものの考え方の基礎となるものです。 膨大なデータを処理したり数式により法則性を表現したりにとどまらず、アインシュタインが重力波の存在を数式の中から探り出したなどの発見までもたらします。 出典:科学、技術、工学、数学について 4)