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ハイブリッド自動車(HEV)用の電池として急速充放電が可能なリチウムイオン二次電池の開発、あるいは電気二重層キャパシタ(EDLC)の開発が求められている。リチウムイオン二次電池をはじめとして、世の中に存在する二次電池というものは、その全電池容量を数十秒で充電することなど、不可能だと言われていた。しかしながら、日産自動車は1998年度から急速充放電リチウムイオン二次電池に関する学会発表を行っており、2004年11月8日にはNECが有機ラジカル電池において30秒での充放電が可能な電池を、東芝も2005年3月29日に1分で充放電が可能なリチウムイオン二次電池(使用されている活物質は公表されていない)を開発したとプレス発表され、俄かに急速充放電リチウムイオン二次電池の実用化に向けた開発競争が激しくなってきた。HEV用として要求されている充放電速度は100Cレートというのが一般的な目標のようである。ここで、Cレートというのは、電池の全容量を1時間かけて充放電する電流値を1Cレートとし、その何倍の電流値で充放電しているかをあらわしたものであり、100Cレートは1Cレートの100倍の電流値で充放電することを意味する。即ち、全電池容量を36秒で充電し、かつ36秒で放電できる能力を持った電池のことである。 このような電池を実用化するにはどうすれば良いのだろうか?各社各様のアプローチがあるようだが、その詳細はなかなか公表されない。日産自動車は活物質を微粉化し、電極コンポジットの多孔度を大きくしているようであり、コンポジット電極の厚さも薄くしている。多孔度を大きくした電極を用い、かつ電極厚さを薄くするのは、電極内電解液中のLi+イオンの移動速度を大きく取り、濃度過電圧を抑えるというアプローチである。京都大学の小具見教授の研究グループは、活物質界面を通してのLi+の移動速度が律速であると主張しており、電極厚さを薄くすれば良いとも主張している。総じて、コンポジット電極内のLi+イオンの物質移動に注目している研究が多いように思える。 ブッカーズ原稿図表.ppt⇒#14493@ファイル; 泳動 ⇒ではじまり;で終わるまでの句を直接引用します。⇒#156@化学種;などのように指定します。