1991年1990s1)に発売された二次電池です化学エネルギーから電気エネルギー(鉛蓄電池、リチウムイオン二次電池)2)。正極活物質にコバルト酸リチウム(LiCoO2)、負極活物質にリチウムを貯蔵できる炭素および有機電解液を用いた二次電池。正極集電体にはアルミニウム箔を使います#719。負極集電体には銅箔を使います。
リチウムイオン二次電池は電圧が高く、エネルギー密度が大きいので、携帯電話やノートPCなどのモバイル機器の電源として使われます。電流特性を改善するのにジェリーロール型の構造になっていますリチウムイオン二次電池の製造3)。
リチウム電池の正極活物質として、LiMnO2, マンガン酸リチウム(LiMn2O4),ニッケル酸リチウム, コバルト酸リチウム、LiVO2, LiV2O4, LiCrO2, LiFeO2, LiTiO2, LiScO2, LiYO2 LiFePO4リン酸鉄リチウム(LiFePO4)などの種々の遷移金属あるいは典型金属を含むリチウム複合酸化物が用いられる。これらは固相法、溶融含浸法、水熱合成法、イオン交換法、液相法、低温合成法、ゾルーゲル法、などさまざまな方法によって合成されている4)5)ソニーエナジー・デバイス株式会社@郡山事業所6)。
負極活物質としては炭素、酸化ニオブ(Ⅴ)酸化ニオブ(Ⅴ)(Nb2O5)などが使われます。
正極:コバルト酸リチウム(LiCoO2)  Li+ + e- + CoO2 ↔   LiCoO2 Eº = 0.8V
負極:Li<->Li(+)  Li+ + e- ↔   Li Eº = -3.045V
:銅(Cu)(集電体)/リチウム(Li)
リチウムイオン二次電池7)
古川柳蔵,高橋英志,佐藤らは2010年にリチウムイオン2次電池と低炭素社会についてリチウムイオン2次電池と低炭素社会と述べているリチウムイオン2次電池と低炭素社会8)。
リチウムイオン二次電池
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