あく。おもに植物を灰化して有機化合物を焼き飛ばして無機化合物にしたのち水に溶解させた溶液。植物にはカリウムが多くふくまれるため、アルカリ性となります。
カリウムの英語名ポタシウムは(ポット1)=壺、土器)+(アッシュ=灰)の合成語からきており、壺の中の草木の灰を語源としています。一時期は灰そのものの炭酸カリウム(K2CO3)を意味していましたが、カリウムの単離に成功していらい元素名として使われるようになりました。
山菜などを調理する際、植物に含まれるシュウ酸シュウ酸(無水)(C2H2O4)を灰汁で中和する操作を灰汁抜き(あくぬき)といいます。18世紀の産業革命で綿のアルカリ処理に供給がおいつかなくなり、ルブラン法による炭酸カルシウムの製造にとってかわられます。今ではあくぬきに主に炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)が使われます。
灰汁色2)
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