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投稿用紙-固体電解コンデンサ用二オブアノード酸化皮膜の修復に及ぼす二酸化マンガンと水分の影響.doc 【論文執筆/よしき】固体電解コンデンサ用二オブア⇒#128@ノート; 1955年にBell. Tel. Lab.によって固体半導体である二酸化マンガンをカソード極に用いたタンタル固体電解コンデンサが発表された1).1990年には二酸化マンガンに代わる新たなカソード材料として機能性高分子を用いた固体電解コンデンサが開発された.しかしコスト,耐熱性,信頼性の面より二酸化マンガンを用いた固体電解コンデンサの需要も未だ多い2).このような固体電解コンデンサは,カソード材料を電解液から固体半導体に変えることで長寿命,良好な周波数特性,低損失等の利点を得ているが,酸化皮膜の自己修復性能が極めて小さいという短所があるため,耐電圧が低くなってしまう問題点があった3). この問題を解決するため,カソード材料による酸化皮膜の自己修復についてYoung,Smyth,加藤らは次のことを述べている.Youngによると酸化皮膜の自己修復は,皮膜の欠陥部分に過大な電流が集中して発生する高温により,欠陥部に接触している二酸化マンガンが電子伝導性の低い低級の酸化物に変化することによって,その部分の電流を阻止すると述べている4).Smythは二酸化マンガン/タンタル界面に大気中及び真空中で定電圧を印加し,真空中よりも大気中のほうが電流の減衰が顕著であると述べている5).加藤らはSmythの研究を発展させ,大気中の水分が二酸化マンガンに弱く結合し,その結合水がタンタルアノード酸化皮膜の耐電圧を上げる要因であると述べている6).また,機能性高分子を用いた場合も,欠陥部分に接触しているポリピロールが,ジュール熱と酸素,水の影響で絶縁化して自己修復するという報告がある7).いずれにしても,水分が自己修復に関与していることは明らかであるが,自己修復の主因が二酸化マンガンなのか,水分なのか,それともどちらも必要なのかは明らかにされていない.評価方法として我々は有機電解液を用いる方法を提案している8). 一方,アノード極においては,タンタルよりも資源が豊富な二オブを用いるコンデンサの研究開発が進められている9-12).しかし,ニオブアノード酸化皮膜は,漏れ電流が大きいという問題点があった13).すなわち二オブ固体電解コンデンサの開発にはカソード材料による自己修復の主因の特定はより重要である. そこで,本研究の目的は,アノード極に二オブを用いた場合の自己修復の主因が,水分か二酸化マンガンなのかを有機電解液を用いる評価方法で明らかにすることを目的とした. 酸化 ⇒ではじまり;で終わるまでの句を直接引用します。⇒#156@化学種;などのように指定します。