学会発表 |
液晶場をプローブとしたリチウム二次電池炭素材料の評価とリーク電流の解析
まきは、2012年に、それまでの研究を液晶場をプローブとした電気化学(仮)というテーマで修士論文としてまとめ、山形大学を卒業した⇒#465@卒論;。
リチウム二次電池の負極は活物質をバインダーで粉体結着して構成される1)。負極材料として炭素材料が使われる。炭素材料の種類はたくさんあるが、その選択指標が十分議論されているとはいえない。そこで、液晶場をプローブとして炭素材料を評価し、指標としての可能性を検討することを目的とした。
2、実験方法
Table.1に示す7種類の炭素材料(人造黒鉛、ハードカーボンなど)を液晶ミクスチャZLI-2293(メルク製)に対して1wt%となるようにサンプルチューブに量り採り、超音波洗浄機(42kHz, 125W)に5分間混合し、試料を得た。得られた試料を、評価用ガラスセル(ITO電極, 電極面積1cm2, セルギャップd=20μm, 垂直配向用)に充填し1日エージングを行った。測定条件は、交流電圧V=0.5Vp-p、周波数f=1000Hz、掃引範囲0~10V、掃引速度v 森田 茉季, 立花 和宏, 仁科 辰夫, 米竹 孝一郎 ,第38回炭素材料学会 (2011). |
<タイトル>コンダクトメトリーによる炭素材料分散スラリー乾燥過程における導電ネットワーク形成の解析
<発表区分>オーラル
<キーワード>コンダクトメトリー ,炭素導電助材,分散粒子,ストラクチャー,リチウム二次電池
<概要>リチウムイオン二次電池合材スラリー中の分散粒子が乾燥過程において、いかにして導電ネットワークを形成するか、その粒子凝集過程は十分に解明されているとは言えない。本研究は、コンダクトメトリーを炭素材料分散スラリーの評価に応用することで、スラリーの乾燥過程における導電ネットワーク形成の解析を試みた。
コンダクトメトリーによる導電ペースト乾燥過程における導電ネットワーク形成の解析
(山形大院理工*) ○佐藤史人*・立花和宏*・仁科辰夫*
英語(要約)
1. 緒言
柳沼らは,リチウムイオン二次電池用正極合材スラリーの乾燥過程において、炭素|炭素間、炭素|活物質間の導電ネットワーク形成の解析をin-situインピーダンス測定により試みた結果、スラリーによってインピーダンスや位相差の変化が異なると述べている。1)
交流での抵抗(インピーダン 佐藤 史人, 立花 和宏, 仁科 辰夫 ,第38回炭素材料学会 (2011). |
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