坂本⇒#176@卒論;や岡田⇒#192@卒論;の論文をもとに研究しました。
伊藤晋,立花…らは、2003年に福島県立医科大学(福島市光が丘1)で開催された化学系9学協会連合東北地方大会においてニオブコンデンサ用固体電解質のニオブアノード酸化皮膜への最適塗布条件について報告している⇒#110@学会;。
ニオブはタンタル電解コンデンサに替わる材料として注目されている。実際のコンデンサでは固体電解質であるカソード材料が接触していて、接触界面が存在している。今までにカソード材料を接触させない状態でのニオブアノード酸化皮膜の特性に及ぼす熱処理などが検討されてきた。1),2)そこで、雰囲気を変え熱処理を行ったニオブアノード酸化皮膜にカソード材料を接触させたときの絶縁特性を検討した。
2、実験方法
ニオブワイヤー(日本ケミコン提供、純度99.9% φ0.30mm)を13cmに切り10cmを渦巻き形状に巻き、3cmを柄とし、約φ0.7mmの円形電極(電極面積:0.8cm2)を作成した。円形電極を前処理としてアルカリ脱脂を行い、電気炉を用いてHe、CO2、Ar+H2 の雰囲気中で1000 にゃんさん, 山形大学 卒業論文(仁科・立花研), (2004). |