原子・分子などに電子が付着するときに放出されるエネルギー。化学種が還元されるときのエネルギーに相当します。電子を取り去るのに必要なエネルギーはイオン化エネルギー1)(電位で表現した場合はイオン化ポテンシャル2))といいます3)。
分子の電子親和力が半導体の仕事関数4)より大きいと、分子は半導体から電子をもらって表面に負電荷吸着します5)。
フッ素6)=3.4eV
酸素7)=1.5eV
炭素=1.3eV
( 1)  E,  イオン化エネルギー,  ,  ジュール, ( 物理量). ( 2)  E11,  イオン化ポテンシャル,  ,  ボルト, ( 物理量). ( 3)  原子軌道と分子軌道大野公一, 山門英雄, 岸本直樹共著, 図説量子化学 : 分子軌道への視覚的アプローチ, 裳華房, ( 2002). ( 4)  φ,  仕事関数,  work function,  ジュール, ( 物理量). ( 5)  先端技術におけるセラミックス堂山昌男・山本良一, セラミック材料, 東京大学出版会, ( 1986). ( 6)  フッ素,  Fluorine,  F, ( 元素). ( 7)  酸素,  Oxygen,  O, ( 元素).
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