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仁科辰夫教授 最終講義 2023.3.17 米沢キャンパス中示A

【研究ノート】 XPS測定

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研究ノート-XPS測定@276-XPS測定

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ID⇒#276@研究ノート;
要約【研究ノート】XPS測定⇒#276@研究ノート;
日時記録=2005/10/22, 修正=2005/10/22
研究者立花 和宏
リンク関連外部URL=http://c1.yz.yam…, 学認共有URL=講義 研究 発表 業績 テーマ 製品 計算式
内容X線光電子分析装置(ESCA-1000)1
ESCA-1000用データシステム(島津製作所 ESCA-VISION2)2

私のXPS測定の経験では,酸化物などの場合帯電によるずれはかなり
顕著に起こり,それも測定ごとに大きく動きますので,C1sによる補正は必ず
行う必要があります。現スペクトルでもある程度の予測は可能でしょうが,
もし装置が傍にあって,マシンタイムが取りやすいなら再測定をする方が
確実とは思います。

EPMA(EDX)によるAl,O,Fの原子比を測定しておく(膜が薄いのでAlが強く
なるでしょうが,OとFの比は確実に出ます)のも宜しいのではないでしょうか。


>引き続き膜厚の測定をしてくださるとのことで大変感謝しております。
>お忙しい中、時間を割いていただいてくださりありがとうございます。
>
>さて、ご質問にありましたESCA測定でのチャージアップによる結合エネルギーの補

>についてですが、今回のデータについては行っておりません。
>これは私の不徳の致すところでC1sのデータを測定しておりませんでした。
>
>そこで今回のデータの帯電によるシフトを、AlF3,Al2O3,AlについてのAl2p軌道の結
>合エネルギーと文献値のAl2p軌道の結合エネルギーを比較して算出してみました。

>データのAlF3と思われるAl2pの結合エネルギーは78.5ev、生データのAl2O3と思われ
>る結合エネルギーは75.5ev、生データのAl-Alと思われる結合エネルギーは72.5eで

>た。文献値によるAlF3,Al2O3,Al-AlのAl2pの結合エネルギーはAlF3が75.8ev, Al2O3
>が74.0ev, Al-Alが71.3evでした。従いまして帯電による結合エネルギーのシフトは
>おおよそ1.2から2.7evの範囲内で高エネルギー側にシフトしていると思われます。

>かしながら、今回のサンプルでは純粋なAlF3,Al2O3,Al-Al結合ではないと思われま

>のであくまで目安としての補正になってしまいます。
>
>小野先生からのご質問を受けまして今回の件で大変勉強になりました。正直なとこ

>データについて帯電補正を考えておりませんでした。次回からの測定ではC1sの
284ev
>からのズレをきちんと確認するようにいたします。貴重なご意見ありがとうござい

>した。
>
>他に何かご質問等あれば連絡してください。(私としても大変勉強になります)。
>
>長々とした文章失礼いたしました。
>今後ともよろしくお願いいたします。

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後期開始
【論文寄稿】EDLC集電体としてのアルミニウムの不働態皮膜とその表面接触抵抗
2005年10月
無機系専門科目(化学)
【イベント】CEATECJAPAN2005
美術館
【講演】タンタル・ニオブ
【学会】表面技術協会第112回講演大会@石川県金沢市
早速でございますが、10月26日にご講演戴きます
キャパシタ委員会締め切り
【工場見学】キリンビール株式会社-金沢工場@石川県金沢市
湯沢高原ほか
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【〆】
仁科・立花研究室でよく使う有機電解液
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