学会発表 |
小動物対応磁場焦点ESR法のためのループギャップ共振器用低渦電流シールドケースの開発
EPR Spectroscopy using Magnetic Field Gradient Modulated by a Triangular Wave⇒#18215@業績; 城石知紀,伊藤智博,尾形健明 ,第48回電子スピンサイエンス学会年会 ,232-233 (2009). |
現在、電気二重層キャパシター(EDLC)は、新しい電源として注目されている。しかし、EDLCに充放電を繰り返すことで、容量劣化が起こることが知られている1)。本研究では、電極材料に使われている炭素中のラジカルに注目し、異なる電解質カチオンによる炭素ラジカルの発生濃度の違いについてin situ ESR法を用いて測定し、電解質カチオンの種類が炭素ラジカル量に及ぼす電解条件との関係を調べた。その結果、ESR法により、サイクリックボルタモグラムからでは分からない反応の電位依存性をみてとれる。すなわち、in situ ESR法によって電池やキャパシターの容量劣化の解析が可能となる。
関~仁は、2010年に、それまでの研究をIn situ ESR法によるイオン液体を用いたEDLCの評価② -炭素電極のラジカル量と電位依存性の関係-というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業した⇒#456@卒論;。 ○関根智仁,伊藤智博,小林賢雄,吉田真由美,立花和宏,仁科辰夫,尾形健明 ,第48回電子スピンサイエンス学会年会 ,214-215 (2009). |
本研究では、インビボ電子スピン共鳴(ESR)を使用することによって、生きているラットの酸化還元状態の変化を測定した。In vivo ESR/スピンプローブ法による、Tempol⇒#24@グラフ;反復投与を適用し、高度な酸化ストレスを与えたラット用い、そのストレス負荷の前に抗酸化剤(ビタミンE⇒#2161@化学種;、アスタキサンチンおよびクロロゲン酸⇒#1510@化学種;)を自由摂取させたラットのニトロキシルラジカル還元能を評価・比較することで、抗酸化剤の能力を評価するものである。
抗酸化剤投与群・酸素曝露群でも、ほぼ同様の結果が得られ、抗酸化剤投与によるラットの還元能が大幅に向上していることが判った。
In this study, the change in oxidation-reduction state in living rats has been measured by using an in vivo electron spin resonance (ESR). Tempol was repeatedly injected intravenously into ○山内公仁,伊藤智博,海老名里花,尾形健明,石田信一,松本清治,土橋宣昭 ,第48回電子スピンサイエンス学会年会 ,192-193 (2009). |
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