活性酸素やラジカルは、一般的に寿命が非常に短く、また定常濃度が低いため、ESRによる直接検出は困難であった.スピントラップ法の登場によりラジカルを定性化することによって,定量分析が可能となった.これによって,生体組織や機能性食品における抗酸化能の定量評価に道が開かれました。
スピントラップ法に用いられる試薬として,DMPO1)をはじめとするスピントラップ剤2)がある.3)
参考:卒業研究(C1-磁気共鳴計測研究グループ-2004~2006)4)、L-バンド電子スピン共鳴画像装置マニュアル5)
( 1)  5,5-ジメチル-1-ピロリンN-オキシド,  5,5-Dimethyl-1-pyrroline N-oxide , ( 材料). ( 2)  ニトロン化合物、PBN、DMPO,DEPMPO電子スピンサイエンス学会 監修, 電子スピンサイエンス&スピンテクノロジー入門, 日本学会事務センター, ( 2003). ( 3)  スピントラップ法山内 淳, 磁気共鳴-ESR -電子スピンの分光学-, サイエンス社, ( 2006). ( 4)  卒業研究(C1-磁気共鳴計測研究グループ-2004~2006), 精密応用化学専修コース(~H15),etc, 物質化学工学科, 山形大学仁科 辰夫, シラバス, ( 2006). ( 5)  L-バンド電子スピン共鳴画像装置マニュアル, ,etc, , 仁科 辰夫, シラバス, ( 2008).
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