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説明 |
蛍光灯が光ること。波長の短い光が物質にあたって波長の長い光がでること。主に可視光線や紫外線があたって波長の長い可視光線が出ることを言います。原子を男子校の教室にたとえれば校門の前を通る女子高生の黄色い声を聞いて、野太い声で「○○ちゃーん」と叫ぶようなことでしょうか。ブラックライトでいろいろなモノを照らしてみると面白いよ。有機物には蛍光を発する物質が少なくありません。
テレビのブラウン管では電子ビームによって励起し、無機蛍光材料ではユウロピウム(赤)1)、テルビウム(緑)、セリウム(青)などの希土類元素が有名。ほかにも用途に応じてさまざまな蛍光体が使われています2)。
蛍光では化学発光と違って光エネルギーが光エネルギーに変換されます。原子が波長の短い光を吸収して電子が励起状態になり、その電子が基底状態に戻るとき波長の長い光を放出します。エネルギーの一部は内部転移によって熱エネルギーに変換されます3)。
生体内でのたんぱく質を顕微鏡で観察したりするのにも使います。クラゲのノーベル賞が有名ですね!
四丁目サイエンス劇場「夏休みスペシャル」-前半-
http://www.youtu…
四丁目サイエンス劇場「夏休みスペシャル」-後半-
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【文献】村山義彦らは2012年に世界一明るい夜光物質の誕生について蛍光と述べている4)。
【動画】5)
ピカッとさいえんす「照明とセラミックス」
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( 1)  ユウロピウム,  Europium,  Eu, ( 元素). ( 2)  > 無機薬品・材料化学野村正勝・鈴鹿輝男, 最新工業化学―持続的社会に向けて―, 講談社サイエンティフィク, ( 2004). ( 3)  世界一明るい夜光物質の誕生, , 0,1( 2006). ( 4)  世界一明るい夜光物質の誕生村山義彦, 日経サイエンス, 0,20( 1996). ( 5)  ピカッと > 照明とセラミックス, ピカッとさいえんす立花 和宏, ピカッとさいえんす, 講義ノート, ( 2012). |
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