【卒論】非水溶媒系における一重項酸素の消去能評価法の研究⇒#511@卒論;
非水溶媒系における一重項酸素の消去能評価法の研究
古跡 勇人, 山形大学 物質化学工学科, 卒業論文 (2011).
本研究では、一重項酸素発生系として光増感法を用いて、非水溶媒系における抗酸化剤の一重項酸素消去能評価法を確立することを目的とする。具体的には、溶媒にDMF(CDCl3を含む)を用い、光増感剤にはリボフラビン(Rf)、一重項酸素捕捉剤にはDRD156を用いて、一重項酸素に対するラジカル化剤(DRD156)および抗酸化剤の競争反応を利用して、消去能を評価する.
【材料】DRD1561)
エンドペルオキシド+DRD156+PBSのESRチャート2)を示す。ここで、横軸は磁束密度B〔T〕であり、縦軸は吸収率x〔・〕であることがわかるエンドペルオキシド+DRD156+PBS3)。
【後輩】
一重項酸素(仮)非水溶液中における一重項酸素の発生系と捕捉剤の検討4)水溶液中における一重項酸素の発生系と捕捉剤の検討5)。
【先輩】
岩~尚は、2008年に、それまでの研究を4種の活性酸素消去能評価法の開発と抗酸化総合評価への応用というテーマで修士論文としてまとめ、山形大学を卒業した4種の活性酸素消去能評価法の開発と抗酸化総合評価への応用6)。
戸~子は、2008年に、それまでの研究をESR法による一重項酸素消去能評価法の研究というテーマで卒業論文としてまとめ、山形大学を卒業したESR法による一重項酸素消去能評価法の研究7)。
【図】薬品保管用冷蔵庫の奥から出てきた使用済み試薬8)