ID | ⇒#137@研究ノート; |
要約 | 【研究ノート】電気ペンと情報通信 化学への招待
⇒#137@研究ノート; |
日時 | 記録=2005/7/16, 修正=2005/7/30 |
研究者 | 伊藤 智博 |
リンク | 関連外部URL=http://amenity.y…, 学認共有URL=, 講義 研究 発表 業績 テーマ 製品 計算式 |
内容 | 電気ペンと情報通信 化学への招待
   Ver.1.0 化学への招待 2005
電気ペンと情報通信 1. どんな実験なの?
     下の図を見てください。電池にステンレス板(電気を流すための板)とくぎや鉛筆などの筆記具をつなげて、絵文字を書きます。ろ紙や紙にムラサキキャベツ液やよう化カリウム液と呼ばれる液をしみこませ、くぎ、鉛筆、はんだの筆記具を使って絵文字を書いてみよう!ろ紙や紙にしみこませた色の変化はどうなるのだろう?     2.準備されているもの
・電気を流すための板(アクリル板(20×20cm)+ステンレス板) ・ムラサキキャベツ ・よう化カリウム ・情報通信用プレート ・どう線 2本 ・筆記具(鉛筆B3、くぎ、はんだ) ・ろ紙 ・紙 ・単一電池 4個 ・スポイト ・水 ・ポリ袋
3.実験の準備
・ムラサキキャベツ液をつくろう ポリ袋にムラサキキャベツ(1/8)と少量の食塩を入れて10分ほどもむ。出てきたムラサキキャベツの液に酢を加えて赤紫色にする。これでムラサキキャベツ液が完成です。 ・よう化カリウム液 少量のよう化カリウム(0.1g)をビーカに入れて、20mL程度の水で溶かす。最後に少量の食塩を加えて透明なよう化カリウム液が完成です。
4.やってみよう!
・電気ペンで文字を書こう!
① 電気を流すための板に、ろ紙をおきます。 ② ろ紙に、スポイトでムラサキキャベツ液をポタポタとたらします。 ③ 電池のマイナス(-)に黒色のどう線の片方(かたほう)をつないでください。もう片方を電気を流すための板につないでください。 ④ 電池のプラス(+)に赤色のどう線の片方をつないでください。もう片方を筆記具(くぎ)につないでください。 ⑤ くぎでろ紙の上に、絵をかいてみましょう!! ・ よう化カリウム液 ⑥ 電気を流すための板に紙をおいてください。 ⑦ 紙によう化カリウム液をポタポタとたらします。ゆっくりしみこむまでまちましょう。 ⑧ 電池のマイナス(-)に黒色のどう線の片方をつないでください。もう片方を電気を流すための板につないでください。 ⑨ 電池のプラス(+)に赤色のどう線の片方をつないでください。もう片方を筆記具(くぎ)につないでください。 ⑩ くぎで紙の上に、絵をかいてみましょう!!
  ・ 電気ペンで情報通信をしよう!
下の図のように接続します。二人一組で行いましょう。 ① 情報通信用銅版プレートを使います。 ② この銅版プレートと乾電池のプラス(-)側を接続します。 ③ 鉛筆(銅版プレートをなぞるためにつかう)をどう線に接続します。銅線のもう片方を電気を流すための板に接続します。 ④ くぎに銅線を接続し、もう片方を乾電池のプラス(+)側に接続します。 ⑤ 最後に、二人で呼吸を合わせて、矢印のようになぞります。さあ、がんばろう!!
質問:紙に書いた得や文字を電話線につないで、別のところに送る機械はなんでしょう。
特殊な紙に書いた文字を携帯電話で送るペン(デジタルペン)もあるよ。
  家庭でするときのために
5.準備するものは?
・ムラサキキャベツ  1/4個 ・単一電池 4個 ・ろ紙 ・食塩 ・アクリル板(20×20cm) ・ステンレス板(20×20cm) ・食酢 ・ 筆記具(鉛筆B3、くぎ) ・51Ωショート事故防止用抵抗(1/4W) 1個 6.作り方
① ポリ袋にムラサキキャベツと食塩を入れて10分ほどもむ。出てきたムラサキキャベツの液に酢を加えて赤紫色にする。これでムラサキキャベツ液が完成です。 ② 少量のよう化カリウムをビンに入れて、水で溶かす。これに水と多めの食塩を加えて透明なよう化カリウム液が完成です。 ③ 上の図のようにアクリル板の上にステンレス板をのせます。電池は直列(ちょくれつ)に4個つなぎにして、51Ωのショート事故防止用の抵抗を直列につなぎます。 ④ ろ紙に溶液をしみこませ筆記具で絵文字を書いてみよう。
7.気をつけよう!
感電することがあるので、実験をするときは大人の人とやりましょう!
|