項目 | 値 |
ID | ⇒#1309@出版物; |
要約 | 【出版物】立花和宏らは2007年に非水カソード材料とアルミニウム不働態皮膜のブレークダウン電位 について非水カソード材料とアルミニウム不働態皮膜のブレークダウン電位
「あんまりぴったり直線にのったので自分でも信じられないです。在学中にこんなきれいなデータにめぐり合えるなんて思いませんでしたと述べている⇒#1309@出版物;。
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メソッド |   ·J-GLOBAL·CiNii/検索 |
タイトル | 非水カソード材料とアルミニウム不働態皮膜のブレークダウン電位 |
Title | |
代替書誌情報 | 表面技術 |
著者名 | 立花和宏 |
雑誌名 | 表面技術 |
Journal | Journal of The Surface Finishing Society of Japan |
巻、号、ページ | 58,6,340~1 |
出版年 | 2007 |
URL | http://www.jstage.jst.go.jp/browse/sfj/_vols/-char/ja |
研究グループ | 尾形・仁科研究室(旧応用化学C1講座) |
レビューア | /立花 和宏 |
研究ノート | ●表面技術協会 |
書誌情報 | 非水カソード材料とアルミニウム不働態皮膜のブレークダウン電位 立花和宏, 表面技術,58,340(2007). |
書誌情報(日本語) | 非水カソード材料とアルミニウム不働態皮膜のブレークダウン電位 立花和宏, 表面技術,58,340(2007). |
書誌情報(英語) | , Journal of The Surface Finishing Society of Japan,58,340(2007). |
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説明 |
非水カソード材料とアルミニウム不働態皮膜のブレークダウン電位
「あんまりぴったり直線にのったので自分でも信じられないです。在学中にこんなきれいなデータにめぐり合えるなんて思いませんでした。」独立行政法人化のため校費削減がはなはだしく、年間予算全部をつぎ込んで購入したわずかひとびんのイオン性液体。その貴重な試薬を使って導電率の対数とブレークダウン電圧の直線関係(図 3)を見出したとき、その実験に携わってくれた学生の口からでた言葉だった。
さて1984年5月28日に、旭化成工業(株)の実近健一および吉野彰を発明人として出願されたひとつの特許があった1)。その特許はコバルト酸リチウムを正極としたリチウムイオン二次電池において、その集電体にアルミニウムが最適であることを開示するものだった。この特許の中では明らかにされていないがリチウムイオン二次電池の正極集電体としてのアルミニウムは、非水材料である有機電解液中で不働態化し耐食性を発現するという重要な機能を担っていた。しかもその不働態皮膜は電池のカソード材料との接触により絶縁性を失い、集電体としての機能も両立させていたのである。
参考文献
1) 旭化成工業株式会社, 特許公告平04-052592(1992).
2) 高橋英明, 坂入正敏, 島田英樹, 第16回ARS琵琶湖コンファレンス予稿集 p.41(1999).
3) 永田伊佐也,電解液陰極アルミニウム電解コンデンサ,日本蓄電器工業(株), p.289(1997).
4) 武田政幸, 佐藤智洋, 宇恵誠, 玉光賢治, 辻達紀, 小澤正,2006年電気化学会秋季大会講演要旨集p.336(2006).
5) 山本秀雄, 大島雅史, 第16回ARS琵琶湖コンファレンス予稿集 p.62(1999).
6) 清水健一, 幅崎浩樹, P. Skeldon, G.E.Thompson, and G.C. Wood, 表面技術, 50,2(1999).
7) A. Gunterschulze, and H. Betz, Z. Phys., 92, 367(1934).
8) 立花和宏, 佐藤幸裕, 仁科辰夫, 遠藤孝志, 松木健三, 小野幸子, Electrochemistry, 69, 670(2001).
9) 立花和宏, 佐藤幸裕, 仁科辰夫, 遠藤孝志, 2000年電気化学会秋季大会講演要旨集p.17(2000).
10) 加藤正義, 内田悦美, 工藤忠人, 金属表面技術, 35, 474 (1984).
【関連講義】非水カソード材料とアルミニウム不働態皮膜のブレークダウン電圧,非水カソード材料とアルミニウム不働態皮膜のブレークダウン電圧1)
【関連講義】卒業研究(C1-電気化学2004~),刊行物@C1(2007◆H19)2)
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