カチオン界面活性剤1)。界面活性剤のうち陽イオンが親油性の物質。水溶液中で電離したカチオン(陽イオン)が界面活性剤の主体となります。第4級アンモニウム塩やピリジニウム塩。対イオンには塩化物イオンがよく使われます。ハロゲン化アルキルトリメチルアンモニウムなどです。薬用セッケン、リンス、繊維の柔軟剤、顔料分散剤、コンクリート防水剤、殺菌消毒剤、撥水剤などに使われます。
【化学種】塩化物イオン2)
【関連書籍】
吸着過程3)
液体状態4)
有機ファインケミカルズ5)
吸着質6)
セッケンと合成洗剤7)
セッケン・合成洗剤8)
さらなる顔料分散性の向上9)
( 1)  > 有機ファインケミカルズ野村正勝・鈴鹿輝男, 最新工業化学―持続的社会に向けて―, 講談社サイエンティフィク, , ( 2004). ( 2)  塩化物イオン,  ,  Cl-, = 35.453 g/mol, ( 化学種). ( 3)  > 吸着過程Henry H.Bauer[著]/玉虫伶太, 佐藤弦訳, 電極反応 : エレクトロディクス概説, 東京化学同人, , ( 1976). ( 4)  > 液体状態井上 勝也 著, 現代物理化学序説 改訂版, 培風館, , ( 198). ( 5)  > 有機ファインケミカルズ野村正勝・鈴鹿輝男, 最新工業化学―持続的社会に向けて―, 講談社サイエンティフィク, , ( 2004). ( 6)  > 吸着質竹内節, 吸着の化学―表面・界面制御のキーテクノロジー―, 産業図書, p.107, ( 1995). ( 7)  > セッケンと合成洗剤佐野博敏、花房昭静, 総合図説化学, 第一学習社, , ( 1995). ( 8)  有機化合 > セッケン・合成洗剤数研出版編集部, 視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録, 数研出版, p.156, ( 1998). ( 9)  > さらなる顔料分散性の向上中道敏彦, 図解入門 よくわかる顔料分散, 日刊工業新聞社, , ( 2009).
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