電気のながれにくさ。
接触抵抗率 ρc 〔Ω·m²〕は界面特性を示します。
電気抵抗 R 〔Ω〕=電圧 V 〔V〕÷電流 I 〔A〕
電気抵抗 R 〔Ω〕=抵抗率 ρ 〔Ω·m〕×電極間距離 d 〔m〕÷電極面積 A 〔m²〕
電気抵抗=1÷コンダクタンス G 〔S〕
電気抵抗=抵抗率 ρ 〔Ω·m〕×セル定数 a 〔1/m〕
電気抵抗=接触抵抗÷電極面積 A 〔m²〕
体積抵抗率は物性値です。
インピーダンス Z 〔Ω〕=電気抵抗 R 〔Ω〕+虚数単位×リアクタンス X 〔Ω〕
実部:電気抵抗 R 〔Ω〕(ジュール熱となる)
虚部:リアクタンス X 〔Ω〕(電力損失が生じない)
動径:絶対値
偏角:位相角 φ 〔rad〕
【関連講義】
卒業研究(C1-電気化学2004~),交流インピーダンス法1)
エネルギー変換化学特論,電池の評価法~交流インピーダンス法~2)
【プロット】電圧―電流曲線3)
【レビュー】4)
表 インピーダンスに出てくる諸元
通常の物質の抵抗では、電圧=電流×抵抗はオームの法則として知られます。抵抗率は「電気抵抗×面積÷長さ」で与えられます。電気抵抗の小さな物質を導電体と言います。
電気抵抗を利用した受動素子を抵抗器といいます。
一般に物質の電気抵抗について金属は温度が上がると電気抵抗が大きくなりますが、半導体は逆に電気抵抗が小さくなります。
電気抵抗が非常に大きい物質を絶縁体といいます。
通常の物質の電気抵抗のほか、接触抵抗には、トンネル抵抗、界面抵抗、境界抵抗、皮膜抵抗、集中抵抗などがある。
電池の内部抵抗には、接触抵抗や溶液抵抗などがあります。
電気化学では、電荷移動抵抗、拡散抵抗などもよく使われます。
酸化皮膜、硫化皮膜、汚染皮膜は絶縁性または高抵抗性を示す。
しかし薄い場合はトンネル効果によってトンネル抵抗のある電気伝導性
を示す。このような抵抗を境界抵抗(皮膜抵抗)という。
一方接触力が十分大きい場合、皮膜は機械的に破壊され接触面は金属同士が接触します。しかし、真実接触面積は接点全面積に対して非常に小さいのでそこに流れる電流がせばめられ、抵抗が生ずる。この抵抗を集中抵抗という。
交流回路の場合はインピーダンス1)として一般的に取り扱います。
JIS C0301ではぎざぎざだった抵抗器の記号が新JIS C0617 で箱に変わりましたでした。
電流と電気抵抗2)
電圧―電流曲線3)